まるふのお宿は、農業や自給自足、島ぐらしに興味がある方のための宿です。
「ビジネスライクにお泊まりいただける便利・快適な宿」ではありません。
田舎の古い日本家屋ならではの不便さ(寒かったり、虫がいたり)や、
わたしたちとの共同生活(食事を一緒にしたり、設備の共用)もあります。
「民宿を利用する」というより「田舎の親戚の家に泊る」ようなお気持ちで
ご滞在いただきたいと思います。
わたしたちも家族を迎えるような、あたたかな気持ちでお待ちしております。
農園主 古川 優哉 Yuya Furukawa
女将 藤巻 光加 Mitsuka Fujimaki
ともに、山梨生まれ、山梨育ちのフーフです。田舎の閉塞感が嫌で都会に憧れて育ち、東京の大学に進学し、就職。けれども、20代の終わりに「もうトーキョーはいいや」と思い立ち、土のある場所で地に足の着いた暮らしをしたいと思うようになりました。そんなとき、せとうちの離島に出会い、縁あって暮らしはじめることになりました。
人口約3000人の弓削島(ゆげしま)にある築100年の古民家を借り、(借りた時はボロボロ・・・)地域の方々にたくさん助けていただきながら、自分たちで改修し、 夏は涼しく、冬は寒く、快適に(笑)暮らしています。
島に来た当初、農家になるつもりはなかったのですが、家庭菜園用に始めたちいさな畑をきっかけに、食べ物のこと、種のこと、自然のこと、それを取り巻く社会環境のことを考えるようになり、百姓として生きていきたいと思うようになりました。
わたしたち二人では、1000人の方に野菜をお届けすることはできません。100の家族と毎月のお付き合いができれば多すぎるくらい。ちょうどいい、だからこそ、物事にきちんと向き合える生き方、働き方をモットーにしています。